とあるゴリラの備忘録

某大学18卒でコンサル就職予定のゴリラが色々と書き綴っていきます。お手柔らかにお願いします。

なぜNewsPicksの本は面白いのか?

堀江貴文さんの「多動力」、前田裕二さんの「人生の賞賛」、佐藤航陽さんの「お金2.0」など、最近話題になっている本は、ニュースアプリ『NewsPicks』が手掛けたものが多いという印象を受けています。なぜここまで爆発的な人気を誇っているのかということについて、私は二種類の競争が関係していると思っています。以下で考察していきます。
 

1.ネット世界での競争

本を出版することは、一般人には難しいため、ある程度著名な人が本を書くのが一般的だと思います。そして、編集者等とのやり取りを経て、書店に本が並ぶことになりますが、そこで初めて市場にさらされるため、売れる本もあれば、売れない本もあるといった状況です。そこでは、消費者目線では、著者のブランド力が主な基準になると思いますが、コンテンツの面白さが筆者のブランド力に比例するとは限りません。個人的には、一か八かのギャンブルに近いものがあると思っています。それに対し、NewsPicksは、ネット世界という情報が溢れている世界で、多くのユーザーを獲得しているという実績があります。つまり、NewsPicksは本を出版する前から、面白い情報を与えてくれるという信頼や、ブランド力を得ているということになります。
 

2.NewsPicks内での競争

さらに、NewsPicksでは、独自に記事を作成して配信しており、NewsPicks内でも「Picks」という「いいね」に似た機能があるため、人気な記事とそうでない記事が生まれています。また、NewsPicksの特徴でもある記事のコメント欄にも、多くの人から賛同を受けるコメントがわかることで、人気コメンテーターのような人も誕生しています。このように、NewsPicks内でも市場原理をうまく用いることで、ユーザーの関心を知ることができ、人気が高いものを本として出版していくことができます。
 
まとめると、ネットでの競争+NewsPicks内での競争により、面白い情報があると期待させ、実際に多くの人にとって有益な情報を提供することができるため、NewsPicksが手掛ける本が売れるのではないかと考えています。
 
個人的にもNewsPicksのファンなので、今後もアプリや出版本に期待していきたいと思います。
 
 
以上