とあるゴリラの備忘録

某大学18卒でコンサル就職予定のゴリラが色々と書き綴っていきます。お手柔らかにお願いします。

【経済】わかりやすい供給曲線が右上がりである理由

 

最近、大学では習わなかったが知っておいた方がいいと思い、基礎的な経済について勉強しています。すると、最初に、下の図のような需要曲線と供給曲線というキーワードが出てきます。

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需要曲線は右下がり、供給曲線は右上がりという基礎中の基礎ですが、自分は疑問を感じてしまいました。需要曲線は、価格が上昇すれば購入する数量が減少し、価格が低下すれば、購入する数量が増加するので右下がりのグラフになることがわかります。しかし、供給曲線がなぜ右上がりなのかよくわかりませんでした。

 

「売る側は、価格が高ければ少ない量でも利益が出るし、価格が低いほど、薄利多売で大量に供給して売ろうとしないとダメなのでは?それゆえ、供給曲線も右下がりなのでは?」

 

このように感じてしまった初学者の私は、自分がしっかり理解しないともやもやしてしまう性格なので、自分が納得するまで考えることにしました。

 

 

そもそも供給曲線とは?

 

供給曲線とは、わかりやすく言うと、供給側(販売側)がある価格の下で売ろうとするサービスや商品の供給量を表したグラフになります。例えば、店長は、商品Aの価格が100円なら10個売りたいと考えます。そして、右上がりのグラフなので、価格が200円に上昇すると20個売りたいと考える、といったイメージです。 

 

なぜ右上がりなのか?

 

本を読んでいてわからなかった私は、理由を解明すべく”ググる”という文明の利器を最大限生かした手段を講じてみました。すると、よく見かけた答えが、

価格が上がるほど、儲けたい気持ちが高まり、供給量を増やす

このような回答が一般的なようですが、あまりピンと来なかったので、自分なりに理解できるように解釈してみようと思います。

 

Point 1 一般人目線で考える

 

 

そもそも、供給量の考えは売る側(店側)の目線で考えられているので、一般的に消費者である我々は理解しづらいのではないかと考えました。それゆえ、我々一般人目線に移して考えられるようにすればイメージしやすいのではないかと仮説を立てました。

 

Point 2 投資に置き換えて考える

 

 

では、どのように考えるのかと言うと、投資をイメージするのがいいと思います。我々一般人でも株や今流行の仮想通貨等を投資目的で購入する人はいると思います。そして、購入した株や仮想通貨は、売って利益にします。この「売って利益を得る」という点は供給側(店側)と同じなので、置き換えて考えることができると思います。具体的に見ていきましょう。

 

100円の利益が出る株と、500円の利益が出る株があると仮定します。どちらに多くの金額を投資したいと思いますか?おそらく、多くの利益が出る500円の方を選ぶと思います。そして、1000円の利益が出る株が出てきたとすると、500円よりも1000円のように投資したいと思うでしょう。

まだイメージしづらい人は、100円、500円、1000円の利益が出る株があり、購入する人数がどのように変わるか考えてみてください。利益が大きくなるほど「俺も購入しよう」と考えるため、1000>500>100の順で購入する人数が多くなると思います。

 

そして、購入量が多ければ、売り払う量も多くなるでしょう。つまり、売り払う量(供給量)も1000>500>100という順番になります。

 

まとめると、「価格が上昇する」という言葉は「利益が多くなる」ととらえることができ、「利益が多くなる」と、「(購入してから)供給する量が多くなる」ということになります。

 

ネットによく出てくる文章をわかりやすく解釈すると、

価格が上がるほど、(利益が大きくなるため)儲けたい気持ちが高まり、(より多くの人が商品を仕入れ)供給量を増やす

 

ということになります。

 

 

以上