試行錯誤して作り上げた記憶力アップメソッド
高校や大学受験のための勉強では、膨大な量の知識を記憶しなければなりません。そして、社会人になってからも知識のインプットはどの業種でも必須でしょう。つまり、人間は記憶することから逃れられないのです。
私は多くの知識を記憶しておくことが苦手で、受験勉強など苦労してきました。普通に覚えることができなかった私は、もがきながらも自分なりの記憶術を見つけました。それが、「流れ」で記憶するという方法です。今回は、その記憶術について説明していきます。
「流れ」とは?
「流れ」とは、「背景にある論理関係」のことになります。丸暗記しようとせず、なぜそうなるのかという疑問を持ち、その原因を探り、理解するのです。
例として英単語を挙げてみると、そのまま覚えるのではなく、接頭語や語幹、接尾語などに着目して覚えるということになります。
例 接頭語preは「事前」にという意味
↓
語幹dictは「言う」という意味
↓
単語predictは予言するという意味
これは、受験だけじゃなく色々な場面に応用することができます。本をただ読むだけではすぐに内容を忘れてしまいますが、自分なりになぜ筆者はこのような主張をするのか論理関係を理解するだけで、定着率が違います。これは、論理関係を押さえることで、頭の中で再現することができるからだと思います。丸暗記だと、覚えているか覚えていないかのギャンブルのような世界になってしまうのに対し、論理関係を押さえていると、覚えていなかったとしても論理的に考えて答えを再現することができるのです。
流れはたくさんストックすべし
この「流れ」をたくさんストックしておくことで、さらに記憶を促すことができます。
先ほどのような英単語の例でいうと、「in,imが内を表すため、importは輸入という意味」、そして「inの反対は ex」という論理関係を押さえていれば、exportという単語に出くわした時、すぐ輸出とわかります。
何が言いたいかというと、「流れ」をたくさんストックしておくと、単体で使用するだけでなく、複数の「流れ」を掛け合わせることができるので、より強固な記憶になりやすくなるのです。
最初は時間がかかるかもしれませんが、慣れてしまえば短時間で「流れ」を押さえることができるようになるので、意識することをおすすめします。
以上