とあるゴリラの備忘録

某大学18卒でコンサル就職予定のゴリラが色々と書き綴っていきます。お手柔らかにお願いします。

「思考のアウトソーシング化」が主流な時代

近年よく聞くようになった言葉であるアウトソーシング。要するに、システム運用や電話受付、書類処理等、ビジネスの業務を外部に委託することを表す言葉です。しかし、テクノロジーの発展や、toC向けの色々なサービスがリリースされてきたことで、私たち一般人にも色々なことを外部に委託するアウトソーシングが進んできているように感じます。特に、考えることをアウトソーシングする「思考のアウトソーシングは、ここ数年色々な場面で見るようになりました。

 

この「はてなブログ」でさえ、思考のアウトソーシングの一種だと思います。自分でプログラミングを学び、一からブログを作るのは面倒くさく時間がかかるので、申し込むだけでブログを作成することができ、テンプレートでデザインもある程度変えていくことができるはてなブログでは、ほとんど考えることなくブログ作成が可能です。見方を変えれば、ブログ作成に必要な思考を、外部に委託しているということになります。

 

少し前ですが、私が感動したサービスが、ファッションレンタルサービスです。女性向けでは「airCloset」、男性向けでは「leeap」といったサービスが挙げられます。このサービスは、月額料金を払っているユーザーに、毎月スタイリストが選んだ洋服を届けてレンタルするというサービスです。私はファッションに疎いので、どんな服を着ればいいのかいつも悩んでいますが、このサービスを使えば、そういった「思考」をアウトソーシングすることができるようになります。

 

これから先、AIの発展により、さらに思考のアウトソーシングが進んでいくと思います。「今日はどこで何を食べればいいのか?」、「この予定はいつにしようか?」といったことは、私たちの代わりにAIが考えてくれるようになるでしょう。そうすることで、落合陽一さんが「超AI時代の生存戦略」で主張していたような、趣味などの自分の好きなことに集中できる時間が増えるようになります。

 

ただし、全ての思考をアウトソーシングすることは、人間のコモディティ化につながります。今後は、自分の中に確固たる軸を持って、自分で思考するところと、思考をアウトソーシングするところのバランスをとり、差別化を図ることが大切になってくると思います。

 

 

以上